青少年ネット規制法再び

10代のネット利用を追う: “青少年ネット規制法”で目指すもの~高市早苗・衆議院議員に聞く
青少年の保護を目的に、インターネット上の有害情報の閲覧防止措置やフィルタリングの提供義務など規定する“青少年ネット規制法案”。一部報道によれば、すでに与野党間での調整に入っており、今国会での成立を目指すとも報じられている。

あれ?

マイクロソフトやヤフーら5社、“青少年ネット規制法案”に反対表明
マイクロソフト、ヤフー、楽天ディー・エヌ・エー、ネットスターの5社は23日、複数の政党で検討されている“青少年インターネット規制法案”について反対する意見を表明した。

とかで,意気消沈したと思っていたんだが,まだ言ってるんだ…(あまり興味ないけど

2008-05-31 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日
根本的に問題があると思うのは、表現の内容に関する規制は、いくら厳密さを追い求めても、曖昧さや、規制が広範にわたることを避けることができない、という発想が抜け落ちてしまっていることでしょう。
(中略)
国家が定めた枠組みの中での「健全な国民生活」という、ナチスばりの危険な国家主義的なものが垣間見え、危険性を強く感じます。
(中略)
真の意味でやむをえないのか、必要最小限度の規制なのか、といったことを読み飛ばし、公権力による規制も必要というところだけをつまみ食いするのであれば、それは、曲解、誤解というものであり、意図的にそのようなことを言っているのであれば、国民をミスリードしている

という反論が既になされている.はてブでも相当な叩かれようであるけれど,微妙な感じ.


みんな,「有害情報に触れることのできない温室で子供を育てることのがいいことなのかどうなのか?」や,「表現の自由」に触れるだとか触れないだとか,「親の教育方針を尊重しろ」だとか,そーゆーところに突っ込みをたくさん入れているのだけれど

確かに、いじめを完全に防ぐのは難しいでしょう。しかし、今のままでは、いじめに対して何もできません。ネットいじめは、家に帰っても転校しても続く深刻な問題です。
10代のネット利用を追う: “青少年ネット規制法”で目指すもの~高市早苗・衆議院議員に聞く

この部分には誰も突っ込みを入れていない.
今回の法案で,どれだけネットいじめを防ぐことができるか知らないが,この問題はやっぱり今のままにしておけないと思うわけである.
(今回の法案を提出した人たちは,やり方が不器用で,いろいろ批判を買ってしまっているけれど,彼らは彼らなりに真剣に子供のことを考えているのだろうから)


頭ごなしに批判ばっかりするのもいいけれど,代案なり何なりを考えてみる…ってのも必要だなぁっと思った.



日本新聞協会、“青少年ネット規制法案”について懸念表明
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