RD 潜脳調査室 第1話
良くわからないという話を良く聞く.確かにこのアニメは良くわからないことだらけではある.そして,それが
RDでも最初の船上での会話が気持ち悪かった。会話している当人達の間では共通認識になっているはずのことを全部、しかも補い合うようにかわりばんこに口に出すの(注:そういうときは状況をわかってないキャラクターに説明するっていう形式をとるのが普通なんじゃないのかな。)
http://d.hatena.ne.jp/roberto/20080411/p2
という不快感にまで達してしまうこともあるようだ.
しかし,久島永一朗(藤原啓治)が腕にあれだけの怪我をしたにも関わらず,割と平然としている(そんなに痛がってなかったし,周りにいた乗組員も気遣っていなかった)…という前フリ(ちょっと違和感を覚える程度に不自然)をした後に,50年たっても老けていない姿を見せる.つまり義体化していることを明かすという,ちょっとした心意気にグッときたりするし
環境分子(?)というものも説明してくれないけど
(海上に建築中の建造物に対して)「環境分子濃度を4%に引き上げるようにな」「これまでの倍か…こっちの実験にも影響があるんじゃないか?」
(中略)
(「海が燃える現象」の観測をしていて)「環境分子の崩壊を確認」
といった台詞から,環境汚染軽減とか環境保護に使われているナノマシンのようなものではなかろうか?とか考えたり
地球律(?)なるものも
「兆しに着目し,捉え分析する…それが」「地球律か.お前が言うそれを私は信じた.人の五感は時に科学では測りきれない探知能力を発揮する.その現象が確認され環境異常との関連が明らかになれば」(この後おそらく始めての「海が燃える現象」が起こる)
(中略)
(50年後の世界での会話)「地球律というものは,本当にあるんですか?」「証明はできない.2012年の事故までの観測データには記録されていない.真実は彼の記憶の中だけに存在する」
(中略)
「それらに先立つ高次な精神の作用によって,人間はこれまで世界を理解してきた.それは,直感だ」
(中略)
(ヒロインの意味深な台詞)「根拠は,私のカンです」
(中略)
(「海が燃える現象」に対して)「これが地球律…」「おそらく,これも現象の一面に過ぎない.50年追い求め続けたが,未だ全貌は未知のままだ」
フリーダイビングという形で海(地球)と対話し,自然と同調する(直に感じる)ことができる波留真理は,目に見える形で起こる自然災害「海が燃える現象(直観力がずば抜けているヒロインにも事前に感じることができる)」を事前に”地球律”という形で感じ取っていたらしい.
それらは,科学的に観測したりはできないらしい(「海が燃える現象」によって初めて表面化するのか?).
そして,やたらと絡んでくる「環境問題」……
地球律って,何も捻ってないけど,ガイア理論を基にした地球意思的な何かじゃないのか?(よくあるのは,環境汚染をする人類をガイヤの総意によって排斥しようとしている…というネタだけど,さすがにこれは無いかなw)
とかとかとか
いろいろ考えて遊ぶことができるわけで,見ていて,そんなに暇ではない.
「直感」と「海」と「ネット」
う〜ん,これからどうなるんだろうか?
「地球意思」的な何か(地球律)とコンタクトするために,海に潜り,科学では証明できない,直感によって何かを感じ取る.
「ネット」も50年して,本当の「海」のような様相を呈していて,たぶん,ネットの海の中でも「直感」が働き出す人がでてくるんだろう……
ということは,地球律的な何かがネットの海の中でも確認されはじめるのかなぁ?「本物の海」と「ネットの海」を相対化して,話を進めるんであれば,そうなるんじゃないか?とか
あ〜よくわかんね.