MIAUの勇敢で軽率な行動について

「準児童ポルノの根拠は」──MIAUがユニセフ協会に公開質問 - ITmedia NEWS
MIAU(Movements for Internet Active Users:インターネット先進ユーザーの会)は3月18日、日本ユニセフ協会に対して、「準児童ポルノ」(アニメや漫画、ゲームなどで児童を性的に描いたもの)について問いただす公開質問状を送付したと発表した。
(中略)
MIAUは質問状で、「ネットユーザーに議論の基礎資料を提供するためで、子どもを性的虐待から守ろうという目的に反対するものではない」とした上で、(1)準児童ポルノの規制目的・根拠と、児童ポルノのそれが同一と考えているか、(2)準児童ポルノの閲覧と、現実の接触犯罪の間に因果関係があると考えているのか、(3)準児童ポルノの違法化は表現の自由に抵触するおそれがあるが、どういう判断基準なら問題ないと考えているか――などと質問

http://miau.jp/index1205824983.phtml
いや,まっこと結構な行為だと思うし,この質問状の内容に対して,あれこれ文句は言わないけれど,どうなんだろう.何でMIAUがこんな質問状送ってるんだろう?(横槍すぎやしないか?)

準児童ポルノ”の問題について、インターネットユーザーが議論するための資料を提供するため
MIAU、“準児童ポルノ”違法化を訴える日本ユニセフ協会に質問状

なんて言ってるけど,やっぱり納得できない.

それと同時に、MIAU全体がロリコン養護派と見られる可能性に対しては慎重に行動すべきだろう
http://blogmag.ascii.jp/kodera/2008/03/18201300.html

と,今回の行動の意味をちゃんと解っているのに,何故わざわざ後ろ指さされ,陰口を囁かれそうな行為をしたんだろう?

Movements for Internet Active Users (MIAU) は、インターネットやデジタル機器等の、技術発展や利用者の利便性に関わる分野における、意見の表明・知識の普及などの活動を行うことを目的とする。
組織概要 - MIAU

なんだよね?MIAUって…

MIAU動く - 星のつぶやき
黙殺されてしまう可能性も結構ありそうな気がしますが、それならそれで規制にロクな根拠がないことを白状するようなもの。

なんて意気込んでいる人もいるようですが,「ネットユーザ=オタク=ロリコンという解釈をされかねない(今後ダウンロード違法化みたいなのに反対を表明したとしても「あいつらロリコンだから…」とかP2Pはやっぱり児童ポルノの温床として…」という目で見られそう),行動をしてしまって良かったんだろうか?
(つかMIAU以外にこういった質問状を送るべき団体ないのか?)

おまけ

“趣都秋葉原”終了の予兆としての破廉恥パフォーマンス - シロクマの屑籠
去年の8月に、「想像力の欠如した」路上パフォーマーが、秋葉原歩行者天国を危機に晒す - シロクマの屑籠(汎適所属) という記事を書いたことがある。過激でデリカシーを欠いた路上パフォーマーが増え続けば、警察などによる介入リスクが高くなって、秋葉原の路上パフォーマンス文化が危なくなるんじゃないか、と危惧してみたわけだ。しかし、上記リンク先記事などをみるにつけても、いよいよ困った人達が混じっているようだ。これでは路上パフォーマンスの取り締まりが強化されても、弁解が難しそうであるアキバBlog秋葉原ブログ)さんの過去記事をみるにつけても、アレなパフォーマーとそれに群がるアレな撮影者は、ここ最近、日常的にある程度の割合で発生しているようだ。

こんなところにもオタクが調子にのってやりすぎてしまった歪みが表出しつつある.はてブ

児ポもそうだけど,とりあえずオタクは調子に乗って,いい大人で分別をわきまえなきゃならん歳なのに馬鹿騒ぎする.で,良識アル大人に怒られる.そして表現の自由だとかを持ち出す.

とコメントしといたけど,そろそろオタクはいろんな意味で自重すべきだと思う.
準児童ポルノ問題では,「心の中でレイプしたってされたってそれは本当はレイプじゃない」なんて過激なタイトルのエントリまで出てき始めてるけど,たとえ,その意見が正しかったとしても*1目立たぬように空気を読みつつかわすことだって大事だと思うんだけどなぁ…

*1:私は正しいとは思ってないけど