インド旅行とちょっとラブプラス
インドに4日間ほど(帰りの飛行機入れると5日)行ってきたので,旅行記をば.
観光
いろんな世界遺産を見て回った.
ジャイプルのジャンタルマンタル(天文台)-世界遺産オンライン事典
クトゥブ・ミナール - Wikipedia
デリーの鉄柱 - Wikipedia
他にも,フマーユーン廟 - Wikipedia,赤い城 - Wikipediaなども見た.
街の様子
動物がいっぱいいた.
道路には馬車,牛車,ラクダ車,やぎ車が走ってたり
野良牛,野良犬,野良ざるなどもいっぱいいた.リスとかもいた.
何故か猫を見かけなかった.
野良犬は至る所にいて,観光客でごった返している場所でも数匹が徘徊していた.
インドは狂犬病が蔓延しているらしいのでちょっと怖かったが,近づいて写真とったりしてるぐらいなら無事な様子だった.
街はすごく汚い.
予想はしていたが凄まじい.
インドの大都市の結構高級なホテルに宿泊したが,ホテルの敷地を出た瞬間上図のような感じ.
しかもこれが新市街らしい.
スラム行ったらどうなるのか想像できん.
道路
日本と同じ基本左側通行なんだけど,ときどき逆走しているやつがいる.
馬車や自転車やノーヘル・タンデムのバイクなどが入り乱れて走っている.
あとクラクションを鳴らしまくってる.クラクションで会話しているんじゃないかと思うぐらいである.
基本信号がないので,曲がりたいときは無理やり対向車線の流れを止めて(割り込む),曲がる.
俺にはどういう理屈で行き来が成り立ってるのか(というか成り立っていると言っていいのか怪しい.成立を定義しないとw)よくわからない.
空気
空気もすごいね.
光化学スモッグバリバリ発生中.
都市部に行くに従って濃くなるのが実感できる.
鼻を掃除するとすっげー黒くなる.
雑感
考えさせられる国だった.
観光地でバスを降りると,痩せこけた子供や足を引きずりながらついてくる障害者が物売りにやってくる.物乞いもいる.
でも,ガイドから「物乞いに金をやるのは犯罪だし,物売りから買うと他の物売りが大量にやってきて身動きが出来なくなる」と脅されているため無視をきめこむ.
まだ,自分が無視している分には良いのだが,同じ観光客の日本人女性が心苦しそうに無視している様子を見ていると心が痛い.
「この国はなんとかならんもんかね.政治の力とかで・・・」と旅行中に図々しくも考えてみたりもした.
まぁ,空気が汚いのは,工場の排出規制とかをやればなんとかなるんだろうが
街が汚く,感染症が蔓延している主な原因はおそらく動物.特に牛が原因だと思う.
しかし,ヒンドゥー教的に牛は殺せない.
どうやら街の至る所で野良牛を見るのは,使えなくなった乳牛とかを殺さずに野に放つからだそうだ.
しかも,政府が雌牛の分だけ雄牛も野に放つらしい.
(今でもあるそうだが,国が野良牛を管理する特区を作ったが,あまりに牛の量が多いのでパンクしている状態だと)
カーストもバリバリ機能している.
なんつーか,圧倒的な宗教色と,差別的な社会.それが当たり前な社会.
すげーもんを見た・感じたという気持ちと
気持ち悪さと嫌悪,自分の中にある偽善をしたい欲求と「考えたって仕方がねーよ.ありのままを受け入れろよ」という諦念.
自身の日常と”壮絶な不合理の存在のリアリティ”がギシギシ言う感覚?
以前,マルタに行って,「海外ってすげーなーやっぱ」.
みたいな普通の感想を持ったが
今回もある意味,インドとか発展途上国に行った人の典型的な感想を持った.
こりゃすごいわ.
「百聞は一見にしかず」を実感したのは何度目だろう.今回のは中でもとびきり強烈なものの一つだが.