マリみての時代設定 〜携帯電話とパソコン〜
なぜ,彼女たちは携帯電話を使わないのだ?
キーボードを叩きながら,自分で突っ込みを入れました.
「いったい,いつの時代の話だよ!」
(「マリア様がみてる キラキラまわる」あとがきより)
なんてあるように,時々仲間内で「マリみてはいったい,いつの時代の話なのか?」って話をすることがある.
携帯電話
作者は同あとがきで
この物語を最近起こった話として成立させるためには,「リリアン女学園は学校内での携帯電話の使用は禁止」の校則で押し通すしかなさそうです.
とも言っているけれど,彼女たちはプライベートでも携帯電話を一切使わない.
そのせいで「子羊たちの休暇」では,祐巳ちゃんの出したしおらしい暑中見舞いを受け取った山百合会メンバーがわざわざ様子を伺いに来てくれる.
携帯がありゃぁ「大丈夫?祐巳さん」ってメール送るだけでいいのに.
しかし,この世界に携帯電話が出てこないわけではない.
柏木優は携帯電話を持っているし,大学生になった先代薔薇様たちは携帯電話を持っている.
携帯電話でメールをチェックするついでに,時間を確かめる.九時二十五分.そして蓉子からも江利子からも,新着メールは来ていない.
(「マリア様がみてる ハロー グッバイ」)
だから,携帯電話はそんなに普及していないが,大学生ぐらいになると持っている……という微妙な時代ということになる.
う〜ん,90年代半ばからぎりぎり後半も…かな?って感じだ.