HENTAIゲーム(陵辱・鬼畜・外道)の考察

HENTAIゲーム(陵辱・鬼畜・外道)の中間報告 - WebLab.otaの続き
まだディープなところまで降りていけていないけれど,現時点での所感.

孕ませ

数年前「孕ませブーム」なるものがエロゲ界隈にはあったらしい.
しかし,「中だし」して「孕ませ」たら終了って作品が本当に多い.『炎の孕ませ転校生』なんてものはそれの最たるもので,孕ませて一,二回Hしたら即終了.
出産・死産とか,漫画ではよくあるけれど,生まれてきた子供を育てた末,母親と同じ目に合わせるっていうオーソドックスなシチュエーションすらない.なんだこれは.

腹ボコ

異物を挿入するとか,触手で腹ボコにするというシチュエーションは多く見受けられるものの,やはりその後が無い.
「腹ボコ(人体改造)」から「破裂(人体破壊)」というシチュエーションすらない.

人体破壊・切断時に,「血」が描写されない.
これはゲー倫のせい?なんなんだろう.
エロゲではグロ(血とか)はだめなのだろうか.

絵そのものの気持ち悪さ

CG塗りのせいもあるだろうし,原画・塗りが分業であることなどが災いして,絵そのものが気持ち悪くない.
全体でみるとそこそこグロテスクだったり,気持ち悪さが表現できているのだけれど,線一本一本の気持ち悪さがない.背景も神経が行き届いていないように思う.
*1*2*3
のように,線一本一本が気持ち悪かったり,背景も気持ち悪かったり,理解できない気持ち悪さ……みたいなものが今のところエロゲには無い.
全部,「丁寧に描いてるな〜」とか「Phtoshopを使った塗りは綺麗だな〜」とか理解できるものになってしまっている.


加えて,シナリオと絵のテンションの違いも気になる(ライターはHENTAIだけど,原画の方が冷静だったり,練度が低かったりする).