漫画史を語る(3):あずまきよひこ
あずまんが大王 (1) あずま きよひこ (2000/02) メディアワークス この商品の詳細を見る |
あずまきよひこは第2次四コマブーム(90年代後半)の立役者。
今存在する”萌え系四コマ漫画”(まんがタイムきらら等)は、ほぼ全て、あずまきよひこの『あずまんが大王』のフォロワー(追従者)だと考えてよい。
あずまんが大王の成功なくして、このジャンルは成立していない。
これは「いしいひさいち」の登場を期に4コマ漫画が一斉に登場した状況と似ている。
いしかわじゅん曰く「死滅しつつあった四コマを救ったが、救わなくてもいい4コマまで救ってしまった」というほど四コマが世にあふれ出した。
この萌え系四コマも、全盛期ほどの勢いはなく、淘汰されてきてはいるが、未だに創刊され続けている。