少女漫画とプリンセスラバー！の過剰な社会性

有馬哲平君がかっこよすぎる．
何でこんなにかっこいいんだろう？って話をする．

過剰な社会性と肉体性

かつてどっかで岡田斗司夫が

少女漫画は過剰な社会性（権力）を求める．
オタクは過剰な肉体性（ロリ顔＋巨乳）を求める．

といったことを言ってた．

確かに少女漫画は，そーいったものを求めている傾向があるような感じがする．
少女漫画に出てくる男の多くは，美形で成績優秀で家も金持ちだったりすることが多い．

今やってる「花咲ける青少年」とかちょっと前にやってた「S・A」とか「花より男子」とかはまさにそんな感じ．

オタクのほうは，ファンタジーな作品を除くと，指摘されているとおり，権力より「過剰な肉体性」を求める傾向がある気がする．

プリンセスラバー！の主人公がカッコイイ

結論をもう書いちゃうけど，プリンセスラバー！の主人公がカッコよくなっちゃったのって，この作品が少女漫画と同じように恋愛相手に「過剰な社会性」を求めてるからなんじゃねーか？
（シャルは王女だし，シルヴィは貴族の娘だし，聖華は新進気鋭のデザイナー兼モデル…申し分のない「過剰な社会性」である）
少女漫画と同じように，恋愛相手に「過剰な社会性」を求めた結果，主人公のキャラクターも少女漫画に引っ張られる形でカッコよくなってしまったんじゃないか？

で，そー思って，かつて惚れたことのあるエロゲ原作アニメの主人公を思い出してみると

この二人になる．（「ななついろ★ドロップス」の石蕗正晴．「乙女はお姉さまに恋してる」の宮小路瑞穂）
で，どっちの作品も少女漫画っぽい．
「乙女はお姉さまに恋してる」は，まぁマリみて（少女小説）のパロディみたいな作品だから，少女漫画っぽいのは当たり前．
「ななついろ★ドロップス」もシリーズ構成が島田満（女性），脚本も島田満，中弘子，成田良美と女性陣で固めてきてて*1，少女漫画っぽいのもさもありなん．