バイトを雇うときは「mixiから退会すること」という条件をつけるべき

題名は冗談だけど,mixiというサービスについてもっと議論するべき状況になったなぁという考えを書く.(もとから何かと問題点の多いサービスだったわけだけど)

バイラルで引き起こすサイバーテロ

痛いニュース(ノ∀`) : 【mixi】“ゴキブリラーメン”書き込み騒動で、バーミヤン激怒…問題の大学生の父親「あいつ、また何かやったのか…」 - ライブドアブログ
外食産業を狙い打ちにした“サイバーテロ”があったが、今度は、中華系ファミレス「バーミヤン」で「ゴキブリラーメン」騒動が勃発した。

(またかよ……)
前回のエントリ(mixiはユーザーの情報リテラシー向上を考えるべきだ - WebLab.ota)で,mixiを使った”半ば無意識的に引き起こしてしまったサイバーテロ”の問題について書いたけど,ココまで来ると,もう確信犯だろう.これは,バイラルマーケティングの方法論を使って,口コミを負の方向に誘導してやれば,サイバーテロが起こせてしまうことが実証されたようなものだ.
バイラルマーケティングとは

 企業の商品やサービスを消費者に口コミで宣伝してもらい、利用者を広げるマーケティング戦略。「バイラル」は「感染的な」という意味で、マーケティングの仕組みをウィルスの感染・増殖に例えている。
バイラルマーケティングとは - IT用語辞典

というもので,“バイラル”動画の仕掛け人が明かす9つの秘策 | TechCrunch Japanのエントリなんかを読むとその実態や方法論を何となく理解できる.)

一連の外食産業を狙い撃ちしたサイバーテロ事件により,『ライバル企業に対する妨害工作』,『株価操作』,『単なる嫌がらせ』,などなどの目的で,このバイラルサイバーテロ意図的に引き起こす有用性や影響力なんかがある程度わかってきた.そして今後,同様なバイラルサイバーテロが起きるであろうことも十分に予想される.


このバイラルサイバーテロがどういった要因で起こったのかとか,どういった条件がそろえば引き起こせるのかといった詳細な分析は,今後しなければいけないんだろうけど(もちろんバイラルサイバーテロを防ぐために),その発信地となったmixiは,何らかの対策を早急に講じる必要があるだろう.(でないと,mixiだけでなくネット全体の不利益に繋がると私は思っている)

企業のCGMに対する不信感

前回のエントリでは,『半ば無意識にバイラルサイバーテロを仕掛けてしまった無知なmixiユーザ』側に注目して書いたけれど,ココでは,企業やネット社会全体に注目して,mixiの罪について書きたい.


今回の事件で,おそらく外食産業は震え上がっていることだろう.

何故なら,これまでは考えられなかったところから,これまでは考えられなかったような濡れ衣を着せられる可能性が出てきて,しかも,その火種mixiというサービスの中にまだウヨウヨしていて,数や実態が全く掴めていない……のだから.
これで,mixi(大きくネットでもいい)に対して,不信感や不快感を覚えないほうがおかしい.


そもそも,日本のネットアレルギーの原因 - WebLab.otaなんかでも多少触れたことがあるけれど,日本の企業はCGMを使ったマーケティングとかにあまり興味を持ってくれていないという状況がある.日本のIT大手はWeb2.0に興味なし、調査で浮き彫り − @ITなんてエントリがあるぐらいに,興味を持ってくれていない.
そんな状況に,今回の止めの一撃


日本のネットアレルギー克服はまた先の話になってしまった




http://news.goo.ne.jp/article/hatake/nation/hatake-20071210-01.html