BSマンガ夜話 第34弾のまとめ
ハチミツとクローバー
マンガ夜話屈指の回『ハチミツとクローバー』 - ピアノ・ファイア
夕べ放送された「BSマンガ夜話」の『ハチミツとクローバー』回が、歴史に残るくらいの素晴らしく充実した内容で、感動です。
(中略)
夏目房之介さんが最新の表現論でハチクロを語り、佐藤大さんが反復対比構造*1でハチクロを語り、しかもそのふたつの切り口が融合して作品のテーマにまで届いていく過程はまさに圧巻。
いや〜本当に凄かったですねぇ.
作者
- 作者はマンガ好き
- 同人上がりで,いろいろなシミュレーションが出来る人
- 自分の立ち位置を客観的に見ることができている
- 掲載誌に合わせた台詞やキャラクターを出してくる(CUTiEならファッション,リカさんとかはヤングユー・コーラスどんぴしゃ)
- まだ底が見えていない
読み方
表現論的読み方
- ハグちゃん怪物説
- ハグちゃん非怪物説
- 「生きる意味が何にかかってるか――だと思う.それが「恋愛」の人間もいれば,好むと好まざるとにかかわらず,何か「やりとげねばならないモノ」を持って生まれてしまった人間もいる.どっちが正しいとかは無くて,みんなその瞬間はもう,本能にジャッジをゆだねるしかないんだろうな」
- このマンガの世界では,登場人物たちは皆同じ世界に生きている.
- 「あらゆる人間がお互いに理解できないのだ」という諦念から始まるマンガもあるが
- この作品は皆わかっている→だから文字化けも見える.(登場キャラクターがメタレベルで世界を共有している)
男組
- 池上
- ガロの時代
- やわらかい絵?
- スパイダーマン
- ガロの時代
作品
- 右なのか左なのか?
- ワルシャワ労働歌,ヤクザ映画,反権力,テロ,暴力肯定
- 左翼の中の対立なども読める
- コミューン系:コミューンを作って権力を奪取しよう
- 先に権力を奪取しよう
- 右も左も趣味?
- 日本に中国拳法のイメージを定着させた
- 少年漫画的対立構造