ラブライブ!3rdライブという物語

すげーよかった、ラブライブ!μ’s 3rd Anniversary LoveLive!。
私は、会場の三階という席だったが、そんなに遠くなかったし、俯瞰から見る絵ってたぶんライブDVDとかになったら拝めないものだろうから必死こいて目に焼き付けてた。
ということで、感想を書いていく。

久保ユリカの物語

まず最初の自己紹介の部分。
「誰か助けてーーー!!」「ちょっとまっててー」の掛け合いが成立した。これだけで私はちょっと感動してた。


実は、この掛け合い、ラブライブシークレットイベント(2013/3/10)で初披露したのだが、その時は成立しなかった。
「誰か助けてーーー!!」「うぉおぉおおおお!!!」って具合になったらしい。
しかちゃん曰く「トラウマ」だとか(ラブライブ! μ's広報部 ~にこりんぱな~ 第11回 - ニコニコ動画)。
まぁ、アニメ化してラジオの視聴者が増えていたとは云え、まだまだ浸透していなかった。
で、今回の3rdライブ前のラジオで、「今回成立しなかったら封印する」と言っていた(ラブライブ! μ's広報部 ~にこりんぱな~ 第20回 - ニコニコ動画)。
いや〜ほんと、成功してよかったね。しかちゃん。
しかちゃんが、大成功したのに驚いて、ちょっとうるっときてたように見えたのは俺の錯覚では無いはずだ。

南條愛乃の物語

ナンジョルノが泣いた。しかも、MC途中で。
ナンジョルノが言うべき台本部分で感極まって泣いていた。それをフォローする空丸という絵も感動した。
しかし、やっぱナンジョルノが泣いたってのはポイント高い。


彼女のラブライブでの立ち位置は、最年長でキャリアもそこそこあるので、座長的なポジションである。
だから1stライブのアニメ化の告知も彼女がやっていたし、ライブDVDで見る限り、落ち着いていて、周りの娘たちのフォローをしたりと支える役目を負っていた。
彼女はそーいった立ち位置に居ることが多く(これは彼女の性格・資質なのだろうと思うが)、じょしらくなんかでもそんな立場だった。
クールでおしゃれでみんなに頼られるお姉さま。
それが彼女の姿だった。


しかし、そんな彼女が一番最初に目立つところで泣いてしまった。


後に語ってくれたニューイヤーライブを欠席したときの思い。
今回の3rdライブの練習で、一人だけ出遅れていることに対するプレッシャー(他のメンバーはニューイヤーライブで踊ってるから振り付けを知っているが、自分は一から練習しなくてはならないという状況)。
そういったことに重圧に耐え、座長として頑張ろうとしていた彼女。
泣いてしまった後、一生懸命、気丈に振舞おうとしていた姿も素敵だった。

涙という物語

上述したナンジョルノが涙してしまったのを境として全員が次々に泣き出す様は、誰かがシナリオを書いたのではなかろうか?と疑うほどであった。
パイル様は「みんな私が泣かないと思ってるんでしょ」みたいなことを言いながら泣いていた。
ニューイヤーライブはまだ映像化されていないので分からないが、ファーストライブでは確かに泣いていなかった(こういうからには、ニューイヤーライブでも泣いてないんだろう)。
うっちーは照れくさいのを隠そうと毒吐きながら泣いてた。
でも彼女が一番ライブビューイングで見ていた観客のことを思っていたし、彼女が「ラブライバーに対しての感謝」を上手く言葉に出来なくて、もどかしくなっているのも痛いほど分かったし、伝わってた。
そんなうっちーの涙は本当に美しかった。


前回の記事で

つかこいつらほとんどが純粋な声優志望じゃないんだよな。この夢敗れて、違う夢を追うことになった若い娘たちって物語も熱いよなー。もともと声優ってそーゆー人たちの受け皿として機能している部分もあって、その挫折と成功の物語がたくさんある。
で、そーゆー成功ばっかりじゃない人。声優が「目指した本当の成功の姿」じゃないかもしれないけど、応援する側がそれを全力で肯定する。で、そのうち自信だったり、夢が声優になったりする。ラブライブの娘たちに、「声優になって本当によかった。」そう思わせることが出来る瞬間。その瞬間に立ち会うのが楽しみ。とりあえず、3rd、4thライブあたりで、彼女たちの想像を超えるステージに立たせてあげること。それが物語ってもんだろう。
ライブも近いからラブライブ!について勉強する - WebLab.ota

なんてことを書いたけど、私は立ち会えたんじゃないかな?って思う。「声優になって本当によかった。」って思わせることの出来た瞬間に。

シンデレラ・ストーリー

空丸が「1stシングルをコミケで家族に10枚売った」とか黎明期の話をし
くっすんがアニメ化が決まったときも、みんなに「誰だ、こいつ」って思われているんじゃないかって不安だった心境を話し
えみつんが「ニューイヤーライブのときも、アニメのときも『ここが私のピークだ』って思った」と語ってた。


でも、まだまだ先がある。次はVITAを救うし、さいたまスーパーアリーナ2daysを埋めて(37000*2)、そしてアニメ第二期。
μ's ミュージックスタート!