迷い猫オーバーラン第4話 大地丙太郎監督回を解説する

毎話監督を変えるという前代未聞な企画で進行している迷い猫オーバーラン
第4話は監督・絵コンテ・音響監督 大地丙太郎でした.
かなり大地監督の個性が発揮されている回だったので,ちょこっと解説.
(ゆーても,私自身それほど大地監督に理解があるわけでないのでさわり程度だけれども

間へのコダワリ

大地丙太郎とは,こどものおもちゃ十兵衛ちゃんギャグマンガ日和,アニメーション制作進行くろみちゃんなどの監督

大地丙太郎 - Wikipedia
ハイテンションなコメディを得意とし(中略)音楽・効果音の有効かつ意表をついた使い方をする。
(中略)
監督にあたり声優にこだわりを見せており

ってwikipediaに書かれているような人.
アニメギガに出演したとき

BSアニメギガ 大地丙太郎監督ご出演!!! | おぼろ二次元日記 - 楽天ブログ
大地監督のギャグアニメでは「アドリブ禁止」
計算されたギャグの脚本に、アドリブが入ってテンポが合わくなるのはマズイ。
「台本どおりやってください」のダメ出しが、後から参加した人に多いそうです。

って内容のことも言ってる.
この間へのコダワリは

ギャグマンガ日和 - Wikipedia
なお、5分という尺に合わせるため録った声は息継ぎや一部のセリフをカットするなどの編集がされた上で使用されており、セリフがかなり早口になっていることが多い。

ってところに典型的に出ている.


今回の迷い猫オーバーランであれば

こういったシーンで井口裕香が終始早口でまくし立ててるところなんかに出てる.
基本,セリフのパワーでなんとかするって感じの芸風.
(さすがにブレスをカットする……ってところまではやってないけど)

劇伴へのコダワリ

大地丙太郎 - Wikipedia
音楽・効果音の有効かつ意表をついた使い方をする。

あたりがわかるのは

スローモーションシーンのジャズなBGMがフェードアウトすることなしで,突然切れて炎の「ボーっ」って音になるとこ
とか

左図から1分ちょっとBGMなしで進行していて,突然壮大な劇伴になるところ
とか

これも似たようなものだけど,30秒ぐらいBGMなしで突然ジャズが流れ出すとこもコダワリドコロ.
(関係ないけど,この卓球シーンはCMのパロディ『迷い猫オーバーラン!』第4話「迷い猫、脱いだ」のメモ - あしもとに水色宇宙

所感

まぁ作画がかなりひどいのは認める.
でも迷い猫オーバーランはいいアニメだよ.マジで