持てる者と持たざる者と真に持てる者

とある科学の超電磁砲 第9話感想・考察個人的まとめ - WebLab.ota
のコメントと
持てる者と持たざる者の書きなぐり - まっつねのアニメとか作画とか
を受けていろいろ考える.
何もまとまってない.

持てる者と真に持てる者 そらと岡ひろみ

持てる者と持たざる者の書きなぐり - まっつねのアニメとか作画とか
岡ひろみ(持たざる者) ⇔ お蝶夫人(持てる者)
という感じで出てくるんだけど、
ひろみは挫折しつつもお蝶夫人を超えていく。

という関係を俺は,カレイドスターから
岡ひろみ(真に持てる者) ⇔ お蝶夫人(持てる者)
という関係で捉えてる.
そら(真のスター)とレイラ(スター)の関係もそう.
で,物語は,最初からそらも岡ひろみも真に持てる者になれる器であることを,「フールが見える・オーナーが見込んでる」とか「宗方コーチが死を賭して成長させようとする」って形で保証してる.
さらに,持てる者であるレイラさんやお蝶夫人は,真に持てる者の踏み台・捨石として機能している.

目指す場所・手に入れたいモノ

真に持てる者が活きてくるというかいる理由みたいなもん.
「真のスターになる」とか「世界に通用するテニスプレイヤーになる」とか「宇宙怪獣を倒す」とか「世界を革命する」とか
まぁその状況に積極的に参加するキャラも入れば,巻き込まれるキャラ(消極的な参加)もいるけど,作品全体として上を目指してる感じ?

レールガン・パトレイバー攻殻

で,レールガンに戻ってくるんだけど,この世界は別に目指す場所・手に入れたいモノみたいなもんが見当たらん.
ジャッジメントの黒子も学園の平穏を維持したい…現状維持を望んでるだけ.
こーゆー物語だと,すぐにパトレイバーとか攻殻が出てくる.
警察だからジャッジメントだから公安だから,「こんな俺を救わない世界はおかしい.そうだ革命だ!」みたいなこというやつに対して,「世の中に不満があるなら自分を変えろ.それが嫌なら耳と目を閉じ口を塞いで孤独に暮らせ」って思想で叩き潰す世界みたいな?


黒子は「学園都市をもっとよくするために何かしなくちゃ」ってモチベーションでもあるのかしらん?
御坂もそーゆーの全然ない.「もっと上のレベルになりたい」みたいなモチベーションでもあるのかしらん?

レールガンの変わってるとこ

別に目指す場所・手に入れたいモノがあるわけではないので,真に持てる者はいない.
でも,能力によるヒエラルキーは存在する.
低レベルなものが力を欲する理由は,「日ごろ高レベルに抑圧されてるから,その鬱憤を晴らしたい」というモノ.
高レベルは,その反乱分子を叩きのめすため(だけ)に能力を行使する.
レベルゼロはそんな高レベルに憧れたり,傷つけられたり,低レベルに卑下されたりする.