夢色パティシエールの3話と6話の情報量

夢色パティシエールは何かときどき情報量の多い回がある.(今のところ3話と6話)
通常時は,子供番組らしく1話1話がシンプルで,「仲たがいをしていた兄弟が和解する話」とか「樫野とヒロインが仲良くなる話」だったら,それ以外の要素はほとんどなくて,分かりやすいものになっているのだけれど
ときどき引っかかり(伏線)がいっぱいある回をやる.

まったく触れられない携帯少女

第6話は,主人公チーム(Aグループ)と,前々から主人公のことを目の敵にしてたBグループが本格的に対立する話だったんだけど

どーしても,一番右の携帯を構えてる少女のことが気になる.

携帯少女だけ,中央図ではフレームから外れちゃうし,Bグループの面々が悪事を働いてるときも一人だけ写メを撮っている(右図).
しかも,本編ではその行動について一切触れてない……
こーゆーことされると「主人公のケーキのデザインを盗むなんて悪い奴らだ」って思う前に「何でフレームアウトしたの?」とか「何写メ撮ってんだよww」ってなる.

6話以前のように,ときどき画面のどこかで小さく携帯向けてるだけだったら,そこまで気にならないけど
こんなにアップで映ってると,「何かあるだろ…」って思うよ.
「この携帯少女がBグループの中でいったいどういった立ち位置にいるのか?いい子なのか?悪い子なのか?」ってことを本編とは全然関係ないところで考えてしまうし,考えさせるように作ってるとしか思えない.

五月君の身の上話

同じようなひっかかりばっかりの回である3話.

こんな感じでキャプチャを貼ったら,五月君が何かについて悩んでて,それが解消される話のようにしか思えないけど,本編は主人公がホームシックになって落ち込んでいるところを五月君に励まされて復活する話.
やっぱりこっちも,ヒロインに感情移入して,落ち込んだり悲しんだりする前に,「五月くんには何があったの?何を悩んでいるの?」って思ってしまう.
(五月くんの意味深なカットは明らかに伏線なんだけど,6話まで来て触れる様子が一切ございません)

情報量の多い回

この2話は,ほかの話と比べて,上記のような部分以外でも情報量が多いように思う.

6話で二回ほど出てきた,”1秒にも満たない湖で夜釣りをしている校長先生(?)のカット”の意味とか全然分からなかったりするし,なんでこんな密度の高い回をときどきやるのか分からん.

細かい話


OPに出てきているドリル少女は2話で出てきてたり

主人公のケーキのデザインを盗むときに写真を撮ってるんだけど,ほぼ水平(左図),斜俯瞰(中央図),俯瞰(右図)とアングル変えてたりする(一番右の女の子がケーキの写真を撮ってる).
芸が細かいなぁ〜w