夢色パティシエール 4話の演出メモ

今期なかなか面白いアニメに出会えない.
でもその中で今のところ一番面白いと思ってるのが夢色パティシエール
(今期は,次点で11eyesが続いているというカオスっぷり)
OPでは下図のような画面分割使ってたり

各話,みんな面白い.
その中で4話の演出を少しまとめとく.

座敷にいる者と入らない者

4話は和菓子屋の息子二人(兄弟)の話で,弟が反抗期で兄と対立してるってところから始まる.

うまく,座敷を使って,反抗期の弟(座敷に入らない)を表してると思う.
上段中央の絵なんかすげー分かり易い.
そして,最後誤解が解けて,兄弟が和解するシーン(下図)は絵としてもカッコイイ.



ほかにも,光のある廊下から登場する兄と,光のない廊下にたつ弟…とか
光と影を使った演出も非常に分かり易い.

音が重なっていく

餡子の作り方を説明するシーンから,兄が和洋スイーツへの熱い思いを語るシーンの劇伴は


餡子作り:和風な楽器による音楽(琴かな?)→和洋スイーツ:和風な楽器による音楽に管楽器(フルート的なやつ)が加わる

というものだったし


弟君の感じている寂しさと同じような経験をしているヒロインが優しく慰めるシーンの劇伴も


弟君の寂しさの告白:静かなピアノ→「私も同じだった」と語りかけ諭す:静かなピアノにピアノによる伴奏が加わる

という感じにしてて,かなり積極的に劇伴を演出として取り入れてた.


しかも,最初に和洋のハーモニーという意味合いの音の重ね方を見せておいて(これは弦楽器と管楽器という重なり合い)
次に「心」が重なっていくという意味合いで,ピアノの伴奏という形で音を重ねてる…
ちょっとカッコイイw