奥が深いエロアニメの世界

エロアニメだからと言って馬鹿にできないエロアニメの世界を紹介する.
……つもりだったけど,結局私が「うへっ!?なんじゃこりゃww」って思った「変なエロアニメ」を紹介してるだけ.

清純看護学院 (2002〜2003)

特に二時姦目が面白い.作画もいい(竹内哲也がいっぱい描いてるらしいので)し,なんと言っても演出が大沼心である.
なんつーかすごい新房を感じる演出がいっぱい.2002,3年の段階でこんなに個性を発揮していたんだなぁ〜と関心するほどである.
ぱにぽにが2005年.月詠ですら2004年なのに)


(上段,清純看護学院.下段,魂狩*1


(上段,清純看護学院.下段,まりあほりっく*2

DEEP VOICE

第一話から文字を使った演出を使いまくる.主人公はサイコメトラーらしいので,空間に残っている記憶(文字)に触れることでその記憶を追体験できる…ってことで使われる.

しかも,このサイコメトリー能力が強くなっていっているというのを演出したりもしている.

(背景がだんだんなくなっていったり,文字の歪みが強くなっていく)
で,最終的に文字が泳ぎだしたり,主人公に纏わりついたりしだす…という風にエスカレートしていく.

ただ作画をケチってるだけなんだろうけど,こーゆーケチり方は悪くない.

肢体を洗う

CASE3で突然実写画像が大量に使われだす.フラッシュカットだから本当にすごい量使われてる.

いやぁ,庵野並の使いっぷりに大笑いしてしまった.
上述のDEEP VOICEにも言えることだけど,「アニメの掟破り」を多用することで,キャラクターたちや物語がどんどん狂ってきているよ…って言いたいんだろうなぁ〜とか.
「作画を如何に上手くケチるか?」「それを如何に演出として見せるか?」ってところが低予算エロアニメ製作者の腕の見せ所なんだろう.

御先祖賛江 (1998〜1999)

http://www.tsunam.in.arena.ne.jp/xpx/content/index7-x.html
この二つの作品は、「天地無用!」シリーズを手がけた梶島正樹氏が、「天地無用!」の作品カラーから、現代劇的要素と、SF的要素を抜き出し、それぞれを特化して18禁アニメとして企画されたもののようです。

という作品.
監督山本裕介で,構成・脚本山口亮太でもある.

梶島正樹キャラのエロアニメってのもポイント高いけど,この作品はそれだけじゃない.
たとえば,お面に対する異常な拘りも見所の一つ.
主人公が住むことになる屋敷のいたるところにあるお面とか,気持ち悪くて素敵.

(ほんと,ありとあらゆるカットに微妙に映ってる)
あと,ぱられルンルン物語とほぼ同時期(ちょっとだけ御先祖賛江のほうが早い)+山口由里子が出てるってのがあって,雰囲気が結構エヴァっぽい(ぱられルンルン物語よりはエヴァ度低いけど).
ほかにも,第四話冒頭の岸田隆宏の仕事(源がベスを犯すシーン)は必見.すげーエロい.

月花美人


江戸川乱歩の屋根裏の散歩者+団鬼六的,和服美人未亡人SM(つか縛り)調教+未亡人(下宿先のアパートの管理人)と浪人生の主人公というめぞん一刻な関係……なんつーか素晴らしいと思います.
素敵なシチュエーションだ.



電源を入れてください~都市ノォト~ 清純看護学院新人ナース 二時姦目

*1:この作品には大沼心,参加してないみたいだけど

*2:こっちにも大沼参加してないけどね