まかでみ・WAっしょい!の(島本和彦風)屁理屈台詞


いきなりハーモニーばっかり.やたらと濃いい.ハードボイルドってる.
Aパートは刑事ドラマ(ポリスアクションドラマ)パロディ満載.

で,気になったのは,佐久間榮太郎の屁理屈台詞
自分が役(松田優作)に成り切っているから,犯人にも役(犯罪者)に成り切れと説教をする場面.

俺を撃て.
なんだじゃない!こんな人目に付くところにノコノコ現れやがって!
貴様らには犯罪者としての自覚がないのか?
ムザムザと捕まりたくなければ,俺を撃て!撃って地の果てまで逃げるがいい!!

う〜ん,この屁理屈,どっかで見たことがあるような?
なんつーか島本和彦風?


Bパートは巨大ロボットのパロディ満載だった.

ここにも屁理屈台詞っぽいものがあった.

バカな!俺の知っているおっぱいミサイルは無尽蔵に出てきたぞ!
胴体よりも太いのが,それはもう何発も何発もそれなのに何故だぁ〜!

こーゆー屁理屈を物理的なシチュエーションに使うのではなく,精神的なシチュエーションに使ってゆけば,島本和彦風屁理屈台詞になる気がする.

関係ないけど,ちょっと刺さった台詞

いいか人間よ.原初の魔界や神界には何もなかった.神や悪魔がただ本当に在っただけだ.
我らは不変にして不滅.何をせずとも無限に存在しつづけるが故,人間のように文化だの技術を必要としなかった.
滑稽な話だろう.我らは貴様らとは比較にならぬほど,何でもできるだけの力を持ちながら,実際のところ何をしてよいのかさえ,わからないのだよ.
人間.貴様らは我々を永遠の退屈から解放してくれる存在.非力で脆弱なくせに,いや,だからこそ我々には思いもつかないような可能性と多様性を秘めている.
我々はな,お前たちがいなければ,さびしくてさびしくて,仕方ないのさ.

いいセリフwww勿体ねぇw
(「人間」とか「貴様ら」って語気が,最後「お前たち」になってるのがいいね)
こんなどーでもいいところで使うなよ.


上の屁理屈台詞といい,ちょっと素敵な台詞といい…この作者(原作)は言葉の人なのかな?