星新一の作品をオマージュするという話
星新一の娘が「イキガミ」の盗作問題を筒井康隆に相談 :にゅーあきばどっとこむ
間瀬元朗さんの漫画「イキガミ」は現在ビッグコミックスピリッツで連載され、9月27日に実写映画が公開予定だ。この漫画が星新一さんの「生活維持省」のパクリだとして、星新一さんの娘が動いているようだ。筒井康隆さんがそのことを日記に書いている。
まず,筒井に何故聞く?…と思ってしまうのだが(参考:筒井康隆がパクッた作品のデータをまとめたい。)
まぁそれはいいや.
http://narinari.com/Nd/20080910202.html
「国が国民を殺す」「国民は自分が選ばれることを知らない」「目的は国の維持」「役人が直接死を宣告しにいく」「死を宣告された人物の家族が狼狽」などの物語の根幹をなす設定が確かに似ているようだ
うん.確かに似ている.星新一の娘さん側からすると,「デスノート」でもオマージュされ,今回の「イキガミ」でもオマージュされ,そろそろ漫画界に対してガツンと言っておくか…という感じなんじゃないかな?(妄想)
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『白い服の男』以外の九篇も秀作揃いですが、中でも『特殊大量殺人機』と『時の渦』は必読の傑作。前者は『デスノート』にそっくりの内容ですので、吃驚する人も多いでしょう。
言葉の話
私は,少なくとも漫画界は「パクリパクられ」の世界だと思っているし,あまりにも酷すぎる盗作以外は,裁判沙汰にしてほしくない.
とにかく,「オマージュ」とか「下敷き」とか広義の意味での「パクリ」とかにネガティブな印象を与えないで欲しい(裁判とか盗作とか,そーゆーイメージ).
『イキガミ』と『生活維持省』について: 漫棚通信ブログ版(引用者注:改行をいくつか削除しています)
同じ作品を、あるひとは「盗作」と呼び、あるひとは「無断引用」と呼ぶ。さらにあるひとは「焼き直し」「参考」「換骨奪胎」「古い革袋に新しい酒」というかもしれません。
ひとによって意見は異なってくるのです。
「イキガミ」が「生活維持省」を下敷きにした作品であると仮定して、「イキガミ」は非難されるべきでしょうか。
わたしは、非難されるべきものではないと考えます。
あと,パクリ云々の話をすると,「それをパクリといったら,すべての表現がパクリだろ」とか極端にネガティブな反応を示す人がいるのだけれど,「これはあの作品のパクリ(オマージュ)なんだよ〜」って指摘は,悪意ではないし,卑下しているつもりもないし,糾弾する気などない.そーゆー「遊び」なので,あまりカリカリしないほうがよい.
指摘するほうもマジ(盗作だ〜とか犯罪だ〜といった感じ)で指摘しないほうが良いと思う.
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