雨がっぱ少女群の話 その2



雨がっぱ少女群の話 - WebLab.otaで紹介した雨がっぱ少女群がまたおかしくなってるw
上のコマは,COMIC LOの4月号から引いたものなのだが,いつもはトーンで綺麗に描いている影を,鉛筆で描いている(?)くさい.
細かい線を集めて描いているような,トーンとは違った有機的な感じ…暖み(?)とかねっとりした暗さを感じる影だ.


たぶん,この作品で,こういった影を選んだ理由は,左のページを描くためだと思う.
このシーンは,少女が父親にされた行為(犯された)の意味を知り,自分の罪を自覚した瞬間なのだが


夕暮れ,長く伸びる影,異様にでかい歩道橋(異様に小さい少女),少女とは反対方向に歩いていく人々……
やべぇ…このコマだけ諸星大二郎的な何かを感じる.気味がわりぃっw



んで,この二つの見開きはCOMIC LOの5月号から引いたのだけれど,2枚目の超展開に吹き出した.
「自殺しようと屋上に登ったら偶然鉢合わせた二人」が,こんな展開になろうとは,想像だにしなかった.(この二人が「ネットゲームをやっていて知り合った」とかなら,まぁ納得するけども)


それまでは,バンドで夢敗れた青年と,学校でいじめを受けていた少女のなんともカビ臭く,鬱々した話だったのに(1枚目の感じ)…
やっぱり,この作者ちょっとおかしい.いや,相当逝ってる.