「自殺を本気で考える」とは

調査結果によると、「本気で自殺したいと考えたことがあるか」との設問に対し、19・1%が「ある」と答えた。年代別では20歳代(24・6%)と30歳代(27・8%)で2割を超えた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080516-OYT1T00636.htm

もし,私が「本気で自殺したいと考えたことがあるか」と質問されたら,「全く無い」と答えるだろうと思うけれど,「本気で」って何だろう?どこまで行けば本気なんだろうか?
彼女にフラれて「あーもう死にてぇ」と言ってみたり,受験に失敗して「あーもう死にてぇ」と友人に愚痴ったりする程度で”本気”なのだろうか?
それとも,半ば自暴自棄になりながら,自殺サイトとかをGoogleで検索したらだろうか?
はたまた,遺書を書いてみて,死に方や死に場所を選んで,身辺整理をして初めて本気なのだろうか?


私の本棚には「完全自殺マニュアル」が並んでいるし,昔私の使っていたPCのブックマークにはアングラサイト*1がいっぱい入っていて,その中には結構な数の自殺サイト(?)がある.
また,中学生ぐらいのときは,ドラゴンボールを読んでいて,「自分が死んだらどうなるんだろう?」とかいろいろ考えたことがあるけれど
ドラゴンボールで「トランクスが悟空とかが死んでしまった未来からやってきて,未来を変える」って話があるのだけれど,その辺りを読んで,まだ並行世界も多世界解釈も知らないくせに,「なるほど,未来は複数あるんだ」という結論に至った.
さらに「この世界の俺は生きていて,母親を泣かしていないけれど,他の世界の俺は死んでいて,母親を泣かせているに違いない」という考えに発展していって,最終的に「今の俺が死のうが生きようが,あんまり変わらないんじゃないか?」という思考をしながら,大きなトラックが走っている交差点の信号を待っていた記憶がある)
でも,自殺を本気で考えたのとは違う.(ほとんどが純粋な興味と思考実験でしかないから)


何事も本気になるってのは難しいものだなぁ(?

*1:なつかしい言葉ww