エロゲンガーの絵はみんなヘボいよその3

>toward-end氏
背景もうまくて、描き分けができる、というのは、もちろん、一つのうまさだけど、それじゃ分類にもなんにもなってない。

大きく「絵の上手い人」か「そうで無い人」かに分類すると後者に分類される…ってことです．「そうで無い人」に分類されたとしても，他にもいろいろな分類が考えられます．
ついでに，”背景もうまくて，描き分けができる”から「絵の上手い人」になるわけでも無いと思ってます．
しかし，”背景に興味が無くて，記号的な絵を量産する”人は「絵に興味があって，（絵の）才能のある人」で無いと思ってます．

はてな
１０年前のエロゲ雑誌を開いてみれば、塗りが全然違ってるのはどんな素人でも分かると思うのだけど。
道具は基本的にフォトショで変わってないんだから、変わったのは技術。

岡田氏の言うところの，「素人”に”わかりやすい，絵に描いたような絵のうまさ」というやつだと思います．
記号としてよくできた記号や表現方法が開発され，また塗りの洗練やフォトショの性能向上などによって完成度の高い絵が量産されるようになったけれど，それが絵師の「絵の上手さ」を保障するものではないと思います．

はてな
背景と女性を同じ人が同じだけの興味で描きこなさなければならない必然性ってあるの？極論別の人が描いたっていいわけだし、そういう体制とってるとこもあるでしょ。
あとほとんどのエロゲー製作現場では原画と塗りは別だし。

必然性は無いです．（漫画だって，背景はアシスタントが描いたり，キャラの主線までアシスタントが入れることだってある．けれど，「絵に入ってしまった漫画家」は，アシスタントを使うことを嫌ったり，いろいろな画材を試して見たくなる…ことが良くある）
私は「人物も背景も色塗りも一人でやれや！」と憤っているわけではなく，「（ファインアート的な意味で）絵に興味が無い人」という評価をしているだけです．
加えて，「原画と塗りは別」ってところにも，エロゲンガーの絵に対する興味の無さを少し感じたりする．もちろん，塗りを別の人がやったって，金田伊功なんかの才能は評価されてゆく訳だけど．
しかし，エロゲのCGにそういった評価の仕方があるのかは知らない．