エロゲンガーの絵はみんなヘボいよ その2

エロゲンガーの絵はみんなヘボいよ - WebLab.otaの続き

アニメにしろゲームにしろ漫画にしろ、ストーリーが伴う限り
『絵』そのものの評価とは別に、ストーリーとの関係の中での評価があるのは間違いないでしょう。
(中略)
『絵の正しい評価』とはなんなのでしょうか?
2008-02-20 - WebLab.ota

そういった総合的な評価をしたければ,漫画では「画力」ではなく「漫画力」と言ったり,「世界感を語るのに必要十分な画力」といった表現になる(小山ゆうとか楳図かずおなんかの絵を評するときに使われる).
また,赤松健吾妻ひでお弘兼憲史のような漫画家であれば,「絵の完成度が高い人」といった評価をするべきだ.


彼らの絵を「上手い」と単純に評価してしまうのは,やはり間違っている.


『絵の正しい評価』とは,絵師の分類がしっかりできるかどうか?ってことなんじゃないかと思う.
例えば,記号絵を描く人であるとか,大友や松本大洋のような「目のいい人」,鳥山のように色彩センスが抜群で,対象物を立体で捉えることができる人であるとか,水木や宮谷のように背景を”発明”し,新しい手法を作ることができる人であるとか……
そういったスキームを作り上げ,理解し,正しく割り振っていけるか?みたいな.


そういえば,エロゲには,そういったスキームがそもそも存在するのか?
汁気の表現を開発した人とか.新しい構図を考えることができるエロゲンガーとか.イメージが豊富で,他人の考えることのできない画面を作れる人とか…具体的な指摘ってあまりされない気がするなぁ.


どれも彼も,「あじがある」だとか「個性がある」だとか,良くわからない言葉を使ってる.