true tearsとP.A.WORKSと

true tears 第2話を見た.
今回は第1話に比べると作画的にちょっと質が落ちてるけど,もともと作画で持っているアニメでは無いので構わないといえば構わないわけだけど,やっぱりちょっと寂しい.第1話で見せた,独特な構図もあまり使われていなくて,結局あの演出や構図が何を意味していたのかよくわかんねー…と思ったら今回は3文字作画回でした.

(前説)true tearsシムーン

(今回もな訳だが)話が遅々として進んでいない(キャラクターの初期配置がすんだだけじゃね?)……というか両ヒロインが不審な行動をし過ぎてて混乱してきた.
結局,第1話で風呂場のぞきイベントも消化不良だし,当然回想程度には明かされるだろうと思ってた「涙あげちゃった」理由とか,そもそも石動 乃絵(高垣彩陽)が「飛ぶ・飛ばない」とか「空・地」とか区別してるのと,「涙を取り返す」が繋がらないし,『名塚佳織高垣彩陽と友達になりたいという→高垣彩陽:「石井真に嘘ついたな」と指摘→名塚佳織:「私見抜かれちゃったテヘ」』……わからねー(第2話のサブタイトル「私…何がしたいの…」まさにその通り)雷轟丸の墓の件も一切説明する気が無いみたいだし,名塚佳織と母親(高橋理恵子:ネヴィリル)との確執も説明されない.


この説明する気ないですよ〜謎を振りまきますよ〜何一つとして解らせてやるものか…という意思は……シムーンだ!!(シムーンに毒されすぎてる)
今はまだ1/3シムーンぐらいだけど,頑張れば,すべての解釈を拒絶した物語になるはずだ!!頑張ってくれ.
まぁ主人公がまともってのが,シムーンとは程遠い感じを出してしまっている気がする.この主人公のポエマーレベルがどんどん上がって*1,常人の理解できない発言をしだしたら,1/2シムーンぐらいにはなれるはず.


しかし,結構解釈できるところもあるから,シムーンに向かうのか,普通のストーリーになるのか,微妙(シムーンに行ってほしい一身で目が曇っている)
EDにまで出てきている雷轟丸(飛ぼうとする鳥,”飛ぼうとする者”の象徴でEDでも一生懸命飛ぼうとしている.でも死ぬ.しかもEDは死んだ後逆走してる)と地べた(飛ぼうとしない鳥)とか,舞台が富山(地方)で主人公は東京の出版社に投稿(絵本作家になりたいらしい)とかしてるとか,家(主人公家)を継ぐ継がないとかでもめているらしい状況とか見たら,普通に思春期における恋愛軸と主人公の人間的成長といったテーマが出てくる.(個人的には第二候補)
しかししかし,ここで問題になるのが

絵本作家を目指す高校生、仲上眞一郎は過去のトラウマによって涙を流せなくなった少女、石動乃絵と出会う。
true tears - Wikipedia

という設定.あぁ,嫌な予感がする.

P.A.WORKS

真実の涙 - ニコニコ動画P.A.WORKSを紹介してる番組)
その心意気良し.でも神作画ってレベルじゃないんだよな〜(そんなに褒めると可哀想).でもこれからどうなるのか楽しみな会社ではあるけれど.
しかし今回(第2話)は3文字作画回だったにも関わらず,未だに神作画だなんだと騒いでいる人もいるようだし,これからは如何にして,ある一定の作画レベルを保ちつつ,手抜き回を作るか?ってのが重要な気がする.しかもガイナックスとは別の形で手抜きをする…というのもポイントかも知れない.
前から,「先進国において家内制手工業でアニメーションを作るのが難しくなってきた」ってのがあったけれど,そんな中,京都アニメーションとか,P.A.WORKSなんかは本当に上手く立ち回っていると思う.(P.A.WORKSはまだこれからだけど)

おまけ(水MAD)


【遊☆戯☆王MAD】「ずっと加々美作画のターン! ~指編~」 - ニコニコ動画なんかもあったけど,これはなかなかw

*1:今も結構なもんだけど