2007年4期のアニメ

今期始まったアニメをまとめがてらコメントしてみる．（多いなぁ）
まとめてみて思ったが，今期は不作かもしれない…まぁまだいくつか放送されてないもの・見ていないものがあるわけだけれど，それにしても……の内容だ．
一応並びは期待度が高い順番に並べている（途中まで）

キミキス pure rouge

これが期待度一位ってだけで涙が出そうですけど，仕方がない．とりあえず何故一位かって説明を…自信ないけどやってみる．
とにかく声優陣はすごい．

真田光一：日野聡
相原一輝：水島大宙
 星乃結美：小清水亜美
 里仲なるみ：水橋かおり
 水澤摩央：池澤春菜
 咲野明日夏：広橋涼
 二見瑛理子：田中理恵
 祇条深月：能登麻美子
相原菜々：野川さくら
 栗生恵：中原麻衣
川田知子：川澄綾子
甲斐栄二：櫻井孝宏
柊明良：福山潤
 �L�~�L�X pure rouge

のだが，これだけなら最近結構豪華なメンバーを揃えて来るアニメが多いので特別視できない．
ついでに『のだめカンタービレ』のスタッフがそのままスライドしてきているところも，ちょっと面白い．のだめの次にこれを作るってのがよくわからないｗ

もちろん一番面白いところは主人公が二人になっている点だ．
もともとキミキスには『相原光一』という名の主人公がいるそうなのだが，アニメ版ではこれが分裂し，『真田光一』，『相原一輝』という２人の主人公になっている．（それぞれ相原光一から姓と名を受け継いでいる）
これは『キミキス』という題名にもあるように，この物語が”キス”をキーワードとした展開を見せて，『ヒロインと”キス”をする』ことで彼女たちを救ったり，勇気付けたりするためだろう．
そういった展開が避けられない以上，通常のエロゲ原作のアニメでよく見かける，複数のヒロインを一人の主人公が巡回しながら一人ずつ落としていって，最終的にメインヒロインのエンディングで締めるといった展開がしにくい．

具体的にいえばKanonのように，主人公が真琴→舞→栞といった順番で一応彼女たちのストーリを回収し，メインヒロインのエンディングで締めるといった展開がしにくい．彼女たちのストーリは一応，願いを叶えたり，蟠りを解消したり，誤解を解いてやるといった形で回収できるのだが，キミキスの場合だと，主人公は彼女たちと”キス”をして回らなければならなくなり，どうしても”不純さ”を感じずにはいれないだろう．
……っと，まぁそんな理由で主人公が二人に分割され，巡回するヒロインの数を分け合って，この”不純さ”をどうにか感じさせないようにしたいのだろう．
そして，この試みは私が”この手のアニメ”でよく感じるイライラを解消してくれるかも知れない，と期待しているのである．

私は常日頃，エロゲ原作のアニメの主人公の不純さにはイライラしていたし，エロゲをやっていても，あるヒロインを攻略した後で，別のヒロインを攻略しようとしている時，「お前さっき『お前だけを愛す』とか歯の浮くような台詞言ってたくせに，その舌の根も乾かぬうちに他の女を口説くのかよ！」っと私のゴーストが囁くのである．
そして，事有るごとに，ヒロインも主人公も複数にして，ある学園で起こる，いくつかのラブストーリをオムニバス風に纏めて収録した形にしてくれないものか…と考えていた．
このキミキスのアニメは，図らずも，私の希望どおりの形になっている…ので一位．