エミュレーター

エミュレーターとは?

ある環境の中で違った環境を擬似的に作り出すもの・・・のことです。
一般に使われているエミュレーターMacOS上に擬似的にWindowsOSを作り出したり、WindowsOS上で異なったバージョンのWindowsOSの環境を作り出したりするものです。
("Soft Windows98"ゃ"Virtual PC"ゃ"Real PC"などがあります)

プレーステーションをエミュレートする

コンピューターでプレステのゲームで遊ぶなんてことも、エミュレーターを使えばできてしまうので、ここで紹介して置きましょう。
現在プレーステーションのエミュレーターは数多く発表されていて、中にはほぼ完璧にゲームを再現してしまう高性能なエミュレーターも存在します。
bleem!やePSXe、AdriPSX ILEなどココでは紹介しきれないほど数多くあります。
その中でフリーソフトで、評価も実力も本物のePSXeについて導入方法から紹介してゆきます。

ePSXeの導入〜使い方

まずhttp://www.epsxe.com/に飛んで本体のダウンロードを行います。
中央の星条旗をクリックしてHomeに→左のメニューからDownloadsをクリック→ePSXe Downloadsの中から欲しいバージョンのものをダウンロードします(ePSXe v*.*.* from epsxe.com  ePSXe executeable (Win32))
→ダウンロード終了後適当なところに解凍します。→日本語化したければ、どうぞ〜 http://www.emu3.com/hontai/n/epsxe152JP_5.zip
これで本体はそろいました。・・・しかしコレだけでは動いてはくれません。
BIOSが必要なのです。

BIOSとは?

Basic Input/Output Systemの略でパソコンの方面でよく耳にする言葉です。
パソコンの方ではOSとハードの橋渡しをしてくれていて、正確にはそれらハードウェアとOSのインターフェースを確立するシステムを総称してBIOSと言うのが正しい呼び方です。
プレステの実機にもこのBIOSが入っています。

BIOSを吸い出す

ePSXeをダウンロードして解凍したフォルダの中を見てみると、"bios"というフォルダが存在します。これにBIOSを入れないと、このエミュで遊ぶことはできません。
BIOSは合法的に手に入れるためには、PS実機を購入して、"吸い出す"っという方法を取ります。
では、その吸い出し方を紹介しましょう。
っと言ってもかなり面倒な作業なので・・・ココで http://hp.vector.co.jp/authors/VA018359/par3bios/par3bios.html。(をぃ
BIOSの吸出しが成功しているかどうかを確かめるために、ココからBIOSを→ http://www.emu-nation.de/tools.htmダウンロードが可能です。
(上記のサイトでも述べられていますが、BIOSのダウンロードは違法性がありますがね・・・・(PS実機を持っていない方はダウンロードしちゃいかんです。))

plug-inの入手

ePSXeはplug inによって性能の良し悪しが決まってきます。最新版のplug inの一斉ダウンロードはココ→ http://www.aldostools.com/plugins.html からDownload:PluginsPackをダウンロード

ゲームをしてみよう!!

上記のことを全てクリアーしたら、早速ゲームで遊んでみよう。
BIOSを吸い出したら"bios"フォルダーにぶち込む。ダウンロードしたPluginsPackを解凍して中身の"dll"や"exe"をpluginsフォルダへ
→ePSXe.exeの起動→「設定」→「設定ウィザード」→「設定>>」→吸い出したBIOSを選択→「進む>>」→適当なビデオを選択して「進む>>」→
適当なサウンドを選択して「進む>>」→適当なCD−ROMを選択「進む>>」→コントローラ1,2をお好きなように設定→「進む>>」→「完了」
設定はこれで完了。
やりたいゲームのCDをCD-ROMドライブに入れる→「ファイル」→「CDROM起動」
これで起動するはずです。(CD-ROMの設定が正しければの話ですが・・・下記で説明します)

plug-inの設定

このePSXeはplug-inの良し悪しによってかなり性能が変動します。
ハイスペックなPCをお持ちの方は、画面の再現力の優れたものや、効果音などを綺麗に再生するものなどを選択すると、PS実機よりも美しいゲームができたりします。
低スペックなPCでも完璧を求めなければ、十分遊べます。
plug-inの最新情報なんかはココで→http://www.vgsj.com/epsxe/
で、ココでは私のPCのスペックでも遊べるplug-inを紹介します。
私のPCスペック
OS:WindowsXP   CPU:750MHz    RAM:256MB    VRAM:8MB (SDRAM)     (かなり低スペック)
使用plug-in
P.E.Op.S. Soft GPU      lori's DirectSound Driver Lite 1.4      Internal EPSXe W2K CDR
こんな感じの設定で遊んでます。
しかしplug-inの設定はゲームによってベストなplug-inが異なります。
ゲームごとにいろいろと試してみてください。

設定内部の説明

  • Fast
    • 速度を重視。軽いが、画像は荒め。
    • 性能の低めのパソコンを使う場合はこれを基本に設定しよう。
  • Nice
    • 画像の美しさを重視。とにかく綺麗(ビデオカードとの相性により逆に汚くなることもある)。
    • ただし非常に重い。パソコンの性能に自信のある人向け。
  • 音が遅れる
    • bufferの値が大きすぎる可能性がある。bufferの値を小さくしてみよう
  • 音が切れる
    • スペックが足りない場合に起こり易い。bufferの値を少しずつ大きくしてみよう。
    • ただし、その場合音が多少遅れやすくなる。
  • 音質が悪い
    • サンプルレートが設定できる場合は、値を大きくしてみよう。
    • Reverbをオンにすることで実機に近い、響きのある音が出るようになることもある。

ePSXeCutor

「ePSXeはゲームごとに設定が違い、しかも設定を変えるごとに再起動が必要ですが、 ePSXeCutorはそのゲームごとの設定を保存し、再起動も不要です。」とのこと。
ePSXeCutorの紹介及び使い方が詳しく、しかも解りやすく解説してくれています。
http://www.vgsj.com/epsxe/cutor.htm

PS2エミュレーター

PS2のエミュは現在有力なものは全くありません。
理由は、ゲーム機のエミュレートは実機の数倍、数十倍のスペックがPCに要求されるから、だそうです。
現在多くのサイトでPS2のエミュレート計画が進んでいます。
マッタリと待ちましょう。