ライブも近いからラブライブ!について勉強する
とりあえず、時系列で並べてみた。
なんとなーく、2012年はじめ(1stライブ)以後、忙しくなっている感じがする。アニメ化するまでまったく気づけてなかったけど。
1stライブで、アニメ化を告知していたので、アニメ化に向けて「加速させている」のか、「加速した」なのかはよくわからない。
声優
以下、個人的な感想とメモ。
新田恵海(高坂穂乃果)
音大まで行ってる人。芹なづなという名でエロゲに出る様子。俺は買う。
あとトーク能力は、そんなに高くない。ボケも回しも微妙だと思う。
ただ一生懸命で真面目。そして必死。好感が持てる娘さんです。
南條愛乃(絢瀬絵里)
fripSideのボーカルやってるらしい。マジかよって聞いてみたら、確かに南條っぽい(未だに信じてない)。
というか、この人は私によく驚きを提供してくれる。
マジね〜全員知ってる顔なんだけど……モーパイの娘は今聞いても南條に聞こえん。すげーなこの人。
可愛いキャラから、ロリ、元気な娘、クールビューティー系とかなり網羅してる。しかも、全部そこそこ良いクオリティで仕上げてくる。
三森すずこ(園田海未)
舞台・ミュージカル出身。ということで踊り上手い。
東京ディズニーシーのイベントショー『ミッキーのドリームカンパニー』への出演経験を持つ
http://seiyuusokuhou.blog106.fc2.com/blog-entry-1167.html
らしい。
声優としても相当できる娘。数少ない正統派の少女漫画ヒロインが出来る人。
この道の先は、「名塚佳織」が居て、「坂本真綾」が居るところに繋がっているはず。
飯田里穂(星空凛)
子役あがり。天才てれびくんシリーズでてれび戦士だった経歴を持つ。
写真集出してたりするべっぴんさん。まぁしかし、いろいろあったんだろうなぁ〜とか下の映像見て思う。
個人的にこのりっぴーの物語はすごいツボだったりする。(この物語はただの俺の妄想だけど)
子役時代結構スポットライト浴びて、その後頑張るけどなかなか芽が出なくて……で、再起をかけて声優に転向。(大学行ってるみたいだし、全力で芸能活動してたわけではない)
これだけで、いろいろあったんだろうなぁ〜って想像に難くないわけだけど
りっぴーのすごいところは、それでもピュアなところだね。
トークに関しては、徳井青空と久保ユリカという芸人思考にあてられてボケスキルを磨いてる最中。
この辺見ても、向上心のある人だなぁ〜って思う。
ただ、徳井青空と久保ユリカは恥ずかしいことを言うことに抵抗があるタイプ(すぐボケたがる)だが
りっぴーにはその領域に行ってほしくない。時々感動的で泣けることをポロって言ってしまう、そんなピュアさを失わないでほしい。
たぶん、私はこの娘に、國府田マリ子や小森まなみや丹下桜みたいな何かを求めている。
Pile(西木野真姫)
歌手出身。
以前ツイッターで
つかこいつらほとんどが純粋な声優志望じゃないんだよな。この夢敗れて、違う夢を追うことになった若い娘たちって物語も熱いよなー。もともと声優ってそーゆー人たちの受け皿として機能している部分もあって、その挫折と成功の物語がたくさんある。
で、そーゆー成功ばっかりじゃない人。声優が「目指した本当の成功の姿」じゃないかもしれないけど、応援する側がそれを全力で肯定する。で、そのうち自信だったり、夢が声優になったりする。ラブライブの娘たちに、「声優になって本当によかった。」そう思わせることが出来る瞬間。その瞬間に立ち会うのが楽しみ。とりあえず、3rd、4thライブあたりで、彼女たちの想像を超えるステージに立たせてあげること。それが物語ってもんだろう。
ってことを書いたけど、これは主にりっぴーとPileとしかちゃんのことを言っている。
トークはダメだが、ライブでのパフォーマンスは圧巻。
「ライブでは私を見ろ!(真姫ちゃんではなく)」という意気込みを感じる。アイマスで言うところのたかはし智秋の立ち位置であり、思想。
その意気込みや良し。どんどん行け。
アイマスのライブを見ても思うことだが、それぞれの演じてが見てる(狙っている)ところが違うってのは見ていて楽しい。
ある人は観客を盛り上げようとし、ある人はキャラに合わせようとする、そして、ぱいぱいやたかはし智秋のようなアプローチをする人がいる。
楠田亜衣奈(東條希)
小さいころからダンスをやっていたらしい。ライブでもくっすんのダンスはキレがある。ぱいぱい、みもりん、くっすんはガチ勢。
でも背が小さい。
この辺からまた物語を見る。(妄想)
以前神谷浩史が「舞台役者目指してたけど、タッパが無くて諦めた。そーゆー奴らがやるものだろ?声優って」という話をしていた。これをくっすんに当てはめる。
久保ユリカ(小泉花陽)
この娘もジャリタレ出身。で、この娘もグラビアとかやってる。黙ってればべっぴんさん。
あと、琴浦さんの森谷さん役でもある。気づいた時にはビビった。
トークは、ボケ。しかし、これだけボケれるのにフリートークがダメって何故だろう。これは下の空丸にも言えることだが。
大喜利的なコーナーではすこぶる快調。
ラブライブ!の京極尚彦監督コンテ演出について考える
最高に面白かったTVアニメ「ラブライブ!」。
今まで花田十輝脚本について解説したりしてきた。
ラブライブ!を花田十輝から読む - WebLab.ota
ラブライブ!はリアルじゃないところに凄さがある - WebLab.ota
ラブライブの穂乃果ちゃんに学ぶ『マネジメント』 - WebLab.ota
ラブライブ12話:私は何故花田十輝を信じられなかったのか? - WebLab.ota
んで、そろそろ京極尚彦監督のコンテ演出について分析するべきだろうと思ったので、アニメを1話から見なおした結果を報告する。
時間と空間が歪んでいる
で、一番最初に引っかかるのはやはり、ラブライブ13話(京極尚彦コンテ回)のこのシーン。
どういう時間の流れで、空港から講堂のライブシーンに繋がるのかよくわからない。
ラブライブ!13話Bパートの時間軸を整理してみた:no title:So-netブログ
この超絶技巧な時間圧縮によって、ドラマチックさが引き立つと共にあたかも一瞬で穂乃果がことりのもとに駆けつけたかのような印象を与える演出になり、スピード感やことりをグッと引き留めるシーンがより印象的で力強いものになっています。マジすげぇ…。
一応こーいった解釈が可能なようだが
「当日いきなりの告知でこんなに人集まらないんじゃ?まして親御さん見に来てるし…ということは、かなり前から穂乃果・ことりに隠してライブの準備してたんじゃないのか?」とか
「ことりちゃんの制服はいったいどこから……一度家に帰ったのかしら?」とか
「ことりちゃんの髪型変わってるし(リボンがついてる)」とか……
ってんで、時間経過がよくわからん。無理やり考えれば理屈は付けられるんだろうけど、その理屈を説明するカットを本編では描いていない。
というか、この「時間経過がよくわからない」「居るはずのところに居ない・居るはずのないところに居る」というのが京極尚彦コンテの特徴のような気がする。
空間が歪んでいる例
例えば、5話のアバン(京極尚彦コンテ回)。
ズームイン・ズームアウトを繰り返す忙しないカットを繋げるのもすごいけど、ニコ先輩の位置取りがわけわからん。
デコピンした方向とは違う方向から現れている。何?穂乃果がデコピン食らっているモーション中に反対側に回り込んだのか?この娘は……。
これを見たとき、「京極尚彦は天才だ」って思ったことを記憶している。
(もちろんこのシーンは、「ニコの神出鬼没性」を表している演出なんだけど)
時間が歪んでいる例
例えば、3話の海未ちゃんが立ち上がって部屋を出て行くシーン(京極尚彦コンテ回)。
これも、「いつの間に帰り支度(服・カバンを持つ)したんだい?」ってなるよね。
(参考:ラブライブ3話に見る「時間を盗む」 - まっつねのアニメとか作画とか)
他にも、1話のライブパートの入り方(京極尚彦コンテ演出回)も時間が歪んでいる一例。
ラブライブ!を花田十輝から読む - WebLab.ota
この、「ああ、これからいったいどうすれば」「どうすれば」「どうすればいいの?」「(歌)だって可能性感じたんだ、そうだ進め。後悔したくない。目の前に僕らの道がある」のシーケンスに突然突入するところは、どっからが本当にあった話で、どっからが脚色・後日撮り直した(と思われる)シーンなのかさっぱりわからない。
運動描写も歪んでる
例えば、1話のアバンのこのシーン(京極尚彦コンテ演出回)。
明らかに階段の上からジャンプして下まで降りる運動描写に見えるが
1話のBパートで、手すりに飛び乗る運動描写であることがわかったりする。
すげぇ無理ある運動描写・カットの繋ぎに思えるけど、これがナチュラルに、さらっと出てきて、なんとなく繋がってしまう……これが京極尚彦コンテマジック。
歪みによる速度感・加速感
上述したラブライブ13話の「クロスカッティングで異なる時間を繋げる手法」は、よく見る手法ではある。
「夏色えがおで1,2,Jump!」のPVでは一般的によく見る形のものが使われている。
この普通の「クロスカッティングで異なる時間を繋げる手法」に対して、1,3,5話の歪みを足していくと13話にたどり着くのかも知れない。
徐々に歪んだ世界に慣らされていって、最後にとんでもないところにまで連れて行ってくれた。
なんか穂乃果ちゃんみたいだね。
ですが、穂乃果は連れて行ってくれるんです。私やことりでは勇気が無くて行けないようなすごいところに
テンションの高さとも言う
例えば、5話のテンション上がるにゃーのシーン(京極尚彦コンテ回)。
無駄な作画力、そして、最後の三回パンの変形みたいな足の滑り。
いや〜このアニメは終始テンション高いんだよね。
ラブライブ12話:私は何故花田十輝を信じられなかったのか?
あまりにも素晴らしかったラブライブ12話。
以下、ラブライブ12話の展開は、花田十輝の存在を意識していれば予想可能なものであったはずなのに、何故予想できなかったのか?について書く。
殴って、バラバラになって、それを乗り越えて真に解り合える
花田十輝はこの流れをよく書く。
今回のラブライブ12話(上段左)もその典型だし、アイドルマスターゼノグラシア20話(上段中央)、中二病(上段右)、H2O(下段左)なんかでも見ることができる。
主人公とライバルとの間で、殴り合わないと理解し合えない、殴りあった後は土手で寝転んで笑いあう……というのは、少年漫画でよく見かける風景ではあるが
花田十輝は、女の子同士で殴ったり、唐突に切れだして殴ったり、主人公がヒロインに馬乗りになってグーで殴りつける(H2O)という暴力性を伴っていたりとショッキングな形で描くことが多く、印象に残りやすい。
花田十輝のこの傾向は、昔から認識していて、けいおん!4話の脚本が花田十輝だと知った際、下記のような予想をしたことがある。
けいおん!(アニメ)は原作とテーマが違ってきているって話と花田十輝 - WebLab.ota
予想1:まぁ大方の予想通り4人が喧嘩する展開になる.
(原作にそんな展開はないですが,基本的に「人と人が理解し合うためには喧嘩(殴り合い)しなければならない」みたいな展開多いですからね,花田十輝先生は)
予想2:上述した唯と紬の対比が噴出する
「私,むぎちゃんとは違うもん!!」みたいな台詞を唯が吐く.
唯・律・澪の三人が何かが原因で喧嘩して,紬が唯を宥めに行ったときに,唯が「むぎちゃんには,わたしの気持ち…わかるわけない!!」って捨て台詞を吐いて走り去るって展開になる.
この予想は見事に外れたわけだけど
花田十輝という脚本家に対する認識はこのころすでに出来ていた。
そして、ラブライブ12話は、この予想にかなり近い展開になっている。
本エントリは、4年前予想出来ていたはずの花田十輝的展開を、ラブライブ12話を見る直前、まったく予想できなかったのは何故なのか?を考えることが主眼である。
花田十輝の今までの仕事から予想できた12話
4年前というか、1話の段階では、「殴って、バラバラになって、それを乗り越えて真に解り合える」展開も含めて、ラブライブ12話の展開がかなり見えていた。
ラブライブ1話放送後にこんなエントリを書いた。
ラブライブ!を花田十輝から読む - WebLab.ota
現在は、けいおんやらシュタインズ・ゲートやらで原作ファンの反感を買わずに、面白く、まともで、奇をてらったことをしない脚本家として認知されつつある花田十輝。
しかし、彼はもともとロックで暴力的で人を驚かすことに注力しているような脚本家であった。
(中略)
今後はどんな展開を見せるのだろうか?
個人的期待を含めて以下に今後ありえる可能性を列挙してみる。
- 実は主人公たちは廃校なんて状況に置かれてないし、高校生ですらないかもしれない。(根底の否定。H2O)
- ヒロインが最終的に「私、アイドルに向いてないなぁ」と言い出す。(宇宙をかける少女)
12話という最終話直前という土壇場で、「私スクールアイドル、やめます。」って言い出す展開も、、宇宙をかける少女で一度やっている。
まなびストレート!、TARITARI、ガルパンみたいに、最後にライブやって、その成功によって学校が救われる……という廃校メソッドを使うと思わせておいて
12話であっさり学校が救われてしまう展開も、H2Oや中二病なんかで見せた前提をひっくり返す技である。
もちろん、ラブライブに出場して終わるものだと思い込まされていたというのも、根底の否定技の一種である。
このようにラブライブ!12話の展開って、今までの花田十輝の仕事を追っていれば、ある程度予想できるものであったと言える。
しかし、12話を見た時、まるでおぼこのような反応をしてしまった。
11話で見えた「美しいラスト」というフェイント
ラブライブ11話で分かったこのアニメのメタ構造 - まっつねのアニメとか作画とか
何気ないワンカットだが、これには驚愕した。
これを見て気づいたのだ。
そう、OPこそがラブライブであるということに
そして、直感してしまった
「ああマズイ、これなら1クールでこのアニメの物語を終わらせられてしまう」と
放送枠が1クールだという噂は聞いていたが、ある意味安心していた。
「これだけ風呂敷を広げたものを、そんなに簡単に終わらせられるわけない」
「絶対に分割2クールだ」
しかし、このOP=ラストシーン(ラブライブでのライブシーン)
というメタ的なギミックを使えば、
このラブライブというアニメを綺麗に終わらせることが出来てしまう。
この美しいラストは私にも見えた。
最終話、OPなしで本編が始まり、ラブライブのステージにμ'sが立って、ほのかちゃんが「さぁ行くよ」みたいなこと言って、EDの代わりにOPが流れ始める。
そして、廃校が解決し、春に新入生たちが入ってくるシーンをカットバックして見せる。そんな最終話が……
問:花田十輝的展開を、ラブライブ12話を見る直前、まったく予想できなかったのは何故なのか?
答:11話に美しいラストを見せられたため、12話に対して準備を怠った。
そして、もう一つ。
問:花田十輝的展開を、ラブライブ12話を見る直前、まったく予想できなかったのは何故なのか?
答:まさか花田十輝が、花田十輝らしさを完全に取り戻すとは思っていませんでした。
これも大きな敗因の一つだ。
けいおん!、シュタインズ・ゲート、海月姫、レベルE、日常……そういった花田十輝らしさが感じられない作品ばかり作っていたので
彼のロック魂が死んでしまったんだという思い込みがあった。
そう、つまり、彼の才能を信じていなかったのである。信じきれていなかったのである。
私は花田十輝が好きだし、尊敬している。しかし、その愛はこの程度だったのである。
それがわかってしまった。なんて罪深きラブライブ12話。12話さえ居なければ、私は花田十輝を信じていると思い込んで要られたのに……
今後の展開について
もう、準備を怠らない。13話に備えて準備をする。
- 時を飛ばす(H2O、まほろまてぃっく〜もっと美しいもの〜)
-
- ほのかちゃんがお母さんになってμ'sのアルバム見てるときに、スクールアイドル目指している娘に声をかけられる。
青二プロダクション 2013年バレンタインチョコ獲得数(竹内調べ)
ファイナルカカ王が決定しましたね。
最後の最後まで、小野坂昌也さんは・・・・
名前 | 獲得数(前年差) | 備考 |
---|---|---|
小野坂昌也 | 54個(-42) | |
置鮎龍太郎 | 207個(+48) | 5000円当選者なし |
神谷浩史 | 847個(+260) | 過去最高の獲得数! |
(ソース:おしゃ5)
去年までの獲得数まとめ
2012年 バレンタインチョコ獲得数
名前 | 獲得数(前年差) | 備考 |
---|---|---|
小野坂昌也 | 96個(+39) | 古川愛李,佐藤聡美,鹿野優以,阿久津加菜(おそらく)より貰ってる |
置鮎龍太郎 | 159個(+6) | すげぇブレないな |
神谷浩史 | 587個(+85) | |
菅沼久義 | 97個 | 病気持ちのことを告白したせいか,2年前と比べてずっと落ち込んだ |
中井和哉 | 不明 | 神谷に匹敵するほど貰ってる様子 |
2011年 バレンタインチョコ獲得数
名前 | 獲得数(前年差) | 備考 |
---|---|---|
小野坂昌也 | 57個(-36) | イベントでもらったチョコを申告していない |
置鮎龍太郎 | 153個(-3) | 置鮎さん安定している |
神谷浩史 | 502個(-99) | 大久保麻梨子さんからもらった |
2010年 バレンタインチョコ獲得数
名前 | 獲得数 | 備考 |
---|---|---|
小野坂昌也 | 93個 | |
置鮎龍太郎 | 156個 | |
神谷浩史 | 601個 | 青二プロダクションでトップ |
中井和哉 | 581個 | |
緑川光 | 0個 | 甘いものが苦手だとブログで書いてたらしい |
菅沼久義 | 198個 | |
石川英郎 | 55個 | |
太田真一郎 | 0個 |
まおゆうに真摯さを求める人がラブライブで真摯でないという話
アンチラブライブ記事であるなんでみんなラブライブ!ってデタラメアニメ見てるの? 脳がスポンジなの? - 藤四郎のひつまぶしに対して反論したい。
というか、このエントリを書いている人間に文句を言いたい。
作品に対する姿勢について
なんでみんなラブライブ!ってデタラメアニメ見てるの? 脳がスポンジなの? - 藤四郎のひつまぶし
こんなでたらめなのになんで?
この辺説明できんの?
どうやって納得してんの?
おじさんにはマジ無理だわ〜('A`)y-~
何このふざけた態度は。
言っていることもすべて揚げ足とってるだけ。こんなのすべてのアニメに言えるがなってそんな話。
「なんで空から美少女が降ってくるんですか?」とか「なんで主人公はモテモテなんですか?」ってツッコミ入れているようなもんだ。
しかも、このエントリを書いている、alphabateさんは下記のようなエントリも書いている。
作品に真摯に向き合わないなら「まおゆう」の名を出さないで欲しい - 藤四郎のひつまぶし
しかし直接引用したと思われる「作品の表現」を確認せずに意見を述べるならば、「作品」の名を出さずにやっていただきたい。
最低でも「作品」の名前を出す以上、その指摘は「肯定派」や「批判派」の方を向いてではなく、「作品」に真摯に向き合ってやっていただきたい。
すげーかっこいいこと言ってやがる。
その通りだよね。
まおゆうの件で、自分の言いたいことを「まおゆう」という作品を矢面に立たせて書いた記事に対して批判しておきながら
自分はこれか!?
alphabateさんの友人として
alphabateさんは、先のエントリを読んでもわかるけど、作品を繰り返し見て、原作を読んで、スタッフにも踏み込んで、作品を読み込む人である。
また、私の、ラブライブ!を花田十輝から読む - WebLab.otaの記事のアドバイスをくれたり
ラブライブ3話に見る「時間を盗む」 - まっつねのアニメとか作画とかの記事とか読んで語らったりした友人である。
だから、アニメには、理路整然と説明しなくても良いところ、そんなことより大事なことがあることを知っているはずである。
花田十輝の意図的な嘘も、京極直彦の省略の美しさも知っているはずである。
にも関わらず、こんな記事を書いてマジで信じられない。
作品に真摯に向き合わないなら「まおゆう」の名を出さないで欲しい - 藤四郎のひつまぶし
ですが私を含め、このような記事を鵜呑みにしてしまう人もわりといたりするんです。
そういう人は原作を当たらないまま、ヘタしたら原作を当たっても誤解・誤読をしちゃうかもしれない、ってことも考えてもらえるとありがたいです。
なんてことを言っていたのは嘘か?
他作品に対する態度
彼の他の記事では、非常に真摯に作品に対して向き合っているのが伺える。
さくら荘のペットな彼女がサムゲタンを出した意味は確定的に明らか - 藤四郎のひつまぶし
一話のましろを迎える鍋、四話の改めて空太を迎える鍋、そして六話の七海を精神的に迎える鍋(に見たてたサムゲタン)、とさくら荘のペットな彼女では、誰かを迎え入れる時には必ず鍋を出すと統一してる。
おかゆは普通鍋とは言わない(言わないよね?)。
鍋焼きうどんにしなかったのは食べさせる時の絵面の問題。
とか
示現エンジン周りの設定をあれやこれや考える - 藤四郎のひつまぶし
さて、いろいろ考えて来ましたが最後に示現エンジンとビビッドレッド・オペレーションの国際情勢についていくつかの仮説を立てて記事を締めたいとおもいます。
なんて必要以上の考察をするくせに、ラブライブに対してはそんなに手前でつまらないうんちくを垂れるおっさん気取りか?
ブロガーの末路
結局アニメに真摯でいろとか、まじめに考察している体とか、全部ウソなのかな?
結局「ラブライブ今流行っているから、記事書かなきゃ!」って精神で書いたのかな?
結局でっかい釣り針垂らして釣れれば満足なのかな?
おじさんにはマジ無理だわ〜('A`)y-~
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ラブライブの穂乃果ちゃんに学ぶ『マネジメント』
ラブライブ5話見てて思った。この子本当に人を動かす・使うのがうまいなぁ〜と
というわけで、彼女の手練手管をまとめてみる。
うだうだ理屈をこねる奴には事後承諾
よく使う手ではある。
理屈こねて遅々として話が進まないって人がいる。
そーゆー輩を相手にするときは、もうその人がうだうだ言っても仕方がない状況を作る。逃げられない状況を。
「海未ちゃんがスカート丈でうだうだ言っている」→作ったあとで「もう作っちゃったし、時間ないし」で押し切ろうという、まさにの犯行。
人に役割を与えよ
マネジメントには、「働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなかればならない」とある。
これを天然系マネージャーの素質がある穂乃果ちゃんは、こうやって実践する。
恥ずかしがり屋の海未ちゃんには、「鬼」という役割を与えよ。
なかなか素直になれないニコ先輩には、「部長」という役割を与えよ。
実に素晴らしい人心掌握術。
素直になれない人間には、役割を与えて、仲間に入りやすくする。「自分たちにはあなたが必要です」ってアピールする。
これを幼少のころにナチュラルに実行してるあたり、穂乃果ちゃん相当なやり手である。
人の弱みは利用しろ
人の黒歴史の存在を持ち出し、色仕掛けで籠絡する。(色仕掛けはことりちゃんの役割らしい)
こいつら男を嵌めるときは容赦ないんだろうと思う。
ハニートラップとか平気でやってきそう。
まぁしかし、これも人を動かす、生きた知恵である。
自主性も尊重せよ
海未ちゃんとかニコ先輩は、どちらかと言うと、自分の外側に理由を作る人間である。
「〇〇がダメ」「☓☓が気に入らない」って感じに。
しかし、1年生'Sは、自分を否定する。
自分の可愛さに自身が持てなかったり、家庭の事情を理由に夢を諦めたり。
そーゆー娘たちには、穂乃果ちゃんは積極的にアイドルになるように働きかけない。
それは、自発的な意志が無ければ、人は輝かないし、長続きもしないからである。
口説くときは照れない
「私、西木野さんの歌声大好きなんだ。あの歌とピアノを聞いて感動したから、作曲お願いしたいなぁ〜って思ったんだ」
このシーンの前後、穂乃果ちゃんは押したり引いたり、挑発したりと、圧倒的な交渉力を持って口説いているが
最後の最後は、素直な気持ちをぶつけている。これが西木野さんの心を動かしている。
実は、穂乃果ちゃんは、自身の真剣で素直な気持ちを照れずに言うことをあまりしない。
常にどこかふざけた感じで話している。
5話まで見てきて、恥ずかしくなるような台詞を真顔で話してるのって、ファーストライブの後、大見得を切ったシーンと西木野さん説得シーンだけのような気がする。
人ができる事は人に任せる
自分で出来ないところは人に任せる。出来る人に仕事を振る。
自分がやるべきことは、優秀な人材を急ピッチで集めて、適切に仕事を割り振ること。そう割り切ってアイドルをしている穂乃果ちゃん。
そして迷わないこと
悲惨な結果に終わっても、みんなが挫けてしまいそうになるシチュエーションでも
ブレないこと、諦めないこと、迷わないこと
まぁ諦めかけてはいたけど、それでも立て直した穂乃果ちゃん。
「いつか私たち、ここを満員にしてみせます!!」
マジ穂乃果ちゃん天才だと思う。
学ぶべきところが多いわ〜
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ラブライブ!はリアルじゃないところに凄さがある
やっぱり虚実皮膜をゆくラブライブ!
海未の折り合いと共に、大成功へのステップを一足飛ばしで駆け抜ける3人。けれど、突きつけられる残酷な現実。
そんな中でも全力を尽くす3人の姿こそ、あの日あの時、「この娘達の願いに賭けよう」と決意させてくれたμ’sを体現していた。
ラブライブ!第3話感想。……あの、リアルにボロボロ泣きました。 - はげあたま.org
確かに、最高に面白い3話だった。
でも、あの「残酷な現実」は、現実……というよりは少年漫画よろしくな強大な敵だった。
だって、一人も人がいないんだもん。こんなのありえないだろう。
このうそ臭さ。このハッタリ感。これが素晴らしい。これをナチュラルにテレルことなく、堂々と入れてくるところに痺れる。
平気で嘘をつく世界
http://d.hatena.ne.jp/tatsu2/20121028/p1
作品の「リアル度合い」を測る上でギャグシーンを入れるのか、入れるとすれば何処まで崩すのか、これらがひとつの指標になるのですが、【状況的に許されれば、物理法則を無視してキャラクターが飛んだりくらいはする】と判明する保健室パート。
中二病を含めた京アニ作品って、「ギャグシーンだからリアルで無くてもよい」「中二描写だからリアルで無くても良い」って言い訳できるシーン以外は、人物の行動に不審な点・よくわからないところがあっても、世界・背景はリアルだ。
少なくとも、物理法則や自然さは、違和感がない程度の嘘しかついてない。
その点、ラブライブ!は、ウソっぽい嘘から
演出による嘘(強調するための嘘)
単純な間違いによる嘘。(これおかしいと思うんだよね。窓増えてるように見える。左図の手前に窓があるのか?いや、しかし)
時間の省略(時間の嘘)
1. 2.
1では、衣装のスカートが短いことに憤慨した海未が「そういう手に出るのは卑怯です」と言って立ち上がる
2では、戸を開けながら「ならば、私は一人だけ制服で謳います」と出ていこうとする。
何気ない、やりとりではありますが、
先の例から見れば、これが「時間の省略」をやったということがお分かりいただけるでしょう。
ラブライブ3話に見る「時間を盗む」 - まっつねのアニメとか作画とか
たった一ヶ月練習したぐらいでいい気になっている嘘
何が「スカートは最低でも膝下でなけれな履きませんよ」だ、この野郎の嘘
全校生徒180名(3年生3組み、2年生2組み、1年生1組みなので30*6=180)程度しかいないのに超デカイ学校。この状況で「場所がないなー」だって?ふざけんなの嘘
PVにナチュラルにつながる嘘
この、「ああ、これからいったいどうすれば」「どうすれば」「どうすればいいの?」「(歌)だって可能性感じたんだ、そうだ進め。後悔したくない。目の前に僕らの道がある」のシーケンスに突然突入するところは、どっからが本当にあった話で、どっからが脚色・後日撮り直した(と思われる)シーンなのかさっぱりわからない。
まさに虚実皮膜なシーンである。
ラブライブ!を花田十輝から読む - WebLab.ota
これだけの嘘を平然とついてくる、それがラブライブ!。
徹底した嘘(虚)の先に辿り着く場所
マンガ☆ライフ |『ラブライブ』に存在する「ゆらぎ」について
しかしそもそも『ラブライブ』というコンテンツは「現実にμ'sがいる」という想定でコンテンツを展開してきている。
前述したような演出から考えると、アニメ版は「事実を元にしたドキュメンタリー風ドラマ」という創作作品で、台詞が繋がっている事や芝居がかった演技をしているのは「この作品がドキュメンタリー風ドラマである」ということを意識させるための演出であり、一話のEDで穂乃果達が踊れている事も「アイドルとしてデビューした後の三人が実際に踊っている」と考えると納得がいく。
「現実にμ'sがいる」という想定→根底の嘘
そのμ'sのドキュメンタリー風ドラマ=アニメ→嘘の嘘
アニメの物語上の日常=今の穂乃果達→嘘の嘘の日常
アニメの物語上の夢=一話のED(PV)→嘘の嘘の夢
アニメの物語上の乗り越える壁=1stライブ→嘘の嘘の現実
彼女たちは嘘(虚)の世界に生きている。しかも、1stライブの描き方、日常シーンの描き方から、自覚的に嘘(虚)の世界で生きることを強いられている。
嘘に嘘を重ね、その中でウソっぽい日常で嘘の夢を見ながら、嘘の現実に負けるのである。
これから先どうするんだろう?
マクロスみたいにロボット出てきて、完全なファンタジーに昇華するのか?
シスプリやストパニのように、実写EDでリアルに寄ろうとするか?
それとも、まったく違う解を導くか?
いや〜先が楽しみだ。